東京恋愛散歩

東京の街は恋と笑いにあふれてる

銀座のリクルーター

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「いいかい、最初は指名もなかなか取れないし、夜の仕事だけじゃ喰えないから、昼の仕事続けないとダメだからね。判ってる?」
「はい。しばらくは、続けるつもりですから。」
「あ、それと彼氏はダメだよ。別れたんだろうね。」
「もう一年前に別れました。」
「うちもさ、経営厳しいんだよ。そんな中で、女の子の安全も考えてさ、銀座からすぐのところに部屋借りてるわけ。これ、まじでさ、男連れ込まれたり、住まわせたりすると困る訳よ。頼むよ。」
「はい。」
「ま、さ、彼氏作るんだったらさ、ちゃんと金銭的にもちゃんとして、あんたのこと支えてくれるような人にしなよ。な。」

 隣の席で、打ち合わせしていた取引先の担当者と私は、沈黙。
 

ランデブーラウンジ 帝国ホテル東京

 

上井草の恋バナ

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ちひろ美術館って、安曇野にもあってね、すっごくいいんだよ。トットちゃんの電車とかほんとにあるの。」
「ふーん、誰と行ったんだよ?元カレ?」
「気になる?ねえ、気にしてんだ。」
「別に、オレだって、いろいろあるし。」

冬の日差しが暖かい美術館のカフェ
小春日和に上井草駅から住宅地の中を散歩しながら行くのに最適。

ちひろ美術館(東京)

 

池之端の温泉

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 そういえば、ここで見合いをしたんだった。見合いと言っても、そんな形式ばったものではなかったけれど。あれで懲りて、後にも先にもあれ一回になったな、自分的に。

 正月明けに実家から両親がやってきて、東京の叔父叔母と食事をするからと呼び出された。わざわざ苦い思い出、でもないが、いずれにしてもここにしなくても良いモノをと両親の無関心さに今更ながら感動する。

 「おい、この間、来た時には温泉入れなかったんだろう。今日は、大丈夫だぞ。」って、なに言ってる父上殿・・・

 ・水月ホテル鴎外荘